5/15に角川つばさ文庫からデビューすることが決まり、浮かれた日々を送っている。
いろんな小説を書いてきたけど、まさか自分が児童書からデビューするとは思ってもみなかった。
おそらく児童書に、
「世の中はクソだ。クソで最低なんだ」
って書いたのは僕がはじめてなんじゃないかと自負しているので、今後ともがんばりたい所存である。
……うん、よく出せたよね。
しかし、喜ばしいことなのだが、ちょっと困っていることがある。
甥姪に、タイトルをどう伝えようかということだ。
以前、実家に帰ったときに、つい、「今度、本出すよ」と明かしてしまった。
以来、なんてタイトル? ねぇなんてタイトル?(AA略) とせまられ、困っているのだ。
僕はこれでも、甥姪には、けっこうデキるおじさんで通っているつもりである。
「針くん、結婚しないの?」
って訊かれたときに、
「そんなことより猫飼いたい」
って返して、残念そうな目で見られること以外は、そこそこの学校を出てまぁまぁの企業に勤める、なかなかのおじさん、くらいで認識されてるはずだ。
なぜか「くん」付けで呼ばれてることはこの際気にしない。
だが、タイトルを伝えたら、僕の威厳はどうなってしまうか。
「タイトルは、
『めざせ!東大お笑い学部 〜天才ツッコミ少女、登場⁉︎〜』
だよ。
天性のツッコミの才能を持った女の子が、バナナの皮でころんだ先生に導かれて、東京大学をめざすギャグてんこ盛りの学園物語なんだ」
終わりである。
会うたびにからかわれる未来しか見えない。
やっぱり、
「タイトルは、
『めざせ!東大ごにょごにょ 〜天才ごにょごにょ登場〜』
だよ。
天性の才能を持った女の子が、優秀な先生に導かれて、東京大学をめざす教養たっぷりの学園物語なんだ」
とでも言っておこうか。
そうすれば、
「東大ものか。むずかしそうだな。さすが針くん」
とでも思ってくれるかもしれない。
実際、東京大学をめざす生徒たちの学園ものっていうのは、ウソではない。
ただ、めざすのが、医学部でも工学部でも文学部でもなく、新設された文理科Ⅳ類、通称『お笑い学部』ってだけで。
東大偏差値最高を誇るこのお笑い学部をめざし、個性豊かな子供たちが、日々お笑いの授業をとおして己と向き合っていく学園ストーリー!
……うん、こう言うとなんかマトモっぽいかもしらん。
そんなわけで、『めざせ!東大ごにょごにょ 〜天才ごにょごにょ登場〜』、5月15日発売です。
児童書だけど大人も読めると思うので、よろしければお手にとってみてくださいね。
以上、ステマでした(=゚ω゚)ノ
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