2014年5月1日木曜日

でびゅー作のタイトルは?

 5/15に角川つばさ文庫からデビューすることが決まり、浮かれた日々を送っている。


 いろんな小説を書いてきたけど、まさか自分が児童書からデビューするとは思ってもみなかった。
 おそらく児童書に、
「世の中はクソだ。クソで最低なんだ」
 って書いたのは僕がはじめてなんじゃないかと自負しているので、今後ともがんばりたい所存である。
 ……うん、よく出せたよね。


 しかし、喜ばしいことなのだが、ちょっと困っていることがある。
 甥姪に、タイトルをどう伝えようかということだ。
 以前、実家に帰ったときに、つい、「今度、本出すよ」と明かしてしまった。
 以来、なんてタイトル? ねぇなんてタイトル?(AA略) とせまられ、困っているのだ。


 僕はこれでも、甥姪には、けっこうデキるおじさんで通っているつもりである。
「針くん、結婚しないの?」
 って訊かれたときに、
「そんなことより猫飼いたい」
 って返して、残念そうな目で見られること以外は、そこそこの学校を出てまぁまぁの企業に勤める、なかなかのおじさん、くらいで認識されてるはずだ。
 なぜか「くん」付けで呼ばれてることはこの際気にしない。


 だが、タイトルを伝えたら、僕の威厳はどうなってしまうか。



「タイトルは、

『めざせ!東大お笑い学部 〜天才ツッコミ少女、登場⁉︎〜』

 だよ。

 天性のツッコミの才能を持った女の子が、バナナの皮でころんだ先生に導かれて、東京大学をめざすギャグてんこ盛りの学園物語なんだ」



 終わりである。

 会うたびにからかわれる未来しか見えない。



 やっぱり、


「タイトルは、

『めざせ!東大ごにょごにょ 〜天才ごにょごにょ登場〜』

 だよ。

 天性の才能を持った女の子が、優秀な先生に導かれて、東京大学をめざす教養たっぷりの学園物語なんだ」


 とでも言っておこうか。

 そうすれば、
「東大ものか。むずかしそうだな。さすが針くん」
 とでも思ってくれるかもしれない。



 実際、東京大学をめざす生徒たちの学園ものっていうのは、ウソではない。
 ただ、めざすのが、医学部でも工学部でも文学部でもなく、新設された文理科Ⅳ類、通称『お笑い学部』ってだけで。
 東大偏差値最高を誇るこのお笑い学部をめざし、個性豊かな子供たちが、日々お笑いの授業をとおして己と向き合っていく学園ストーリー!

 ……うん、こう言うとなんかマトモっぽいかもしらん。



 そんなわけで、『めざせ!東大ごにょごにょ 〜天才ごにょごにょ登場〜』、5月15日発売です。
 児童書だけど大人も読めると思うので、よろしければお手にとってみてくださいね。


 以上、ステマでした(=゚ω゚)ノ




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